いつまでも、いくつになっても好奇心を忘れない大人になりたい
ピースボートの乗船者はいい意味で変わり者ばっかりやった。
どうやら船で地球一周🌏をしようと考えてる人は一般社会から見たら相当変わってるみたいだ。
この時は全然気付かなかった。。。
船内は約800人くらいの乗船者がいて、スタッフクルーが約200人くらいいる。トータル1000人以上が乗れる船やけん、めちゃくちゃ大きくて、船内も4F〜11Fまである!
私が乗ったクルーズは約80日間で、地球を一周する。
横浜を出港して、アジア、中東、ヨーロッパ、中南米を回って横浜に帰ってくる航路。クルーズによって航路が違うからリピーターと呼ばれる、2回以上地球一周をしている強者も何人かいた!
ピースボートはよく、若者ばっかりが乗っている船って勘違いされがちやけど、実際は60歳以上の定年を迎えた方が7〜8割くらい。20、30代の若者は2〜3割くらいしかいない。私の時は特に若者が多いって言われてたけど、それでも300人もいないくらいだったみたい。
40、50代のいわゆる中間世代はほとんどいない。未就学児〜80、90代までが揃う空間ってどこ探してもピースボートくらいだろうな!
そんな異空間の世界はちょっと現実離れしてて、本当にワクワクしかないような世界だったな。
毎日学校に行かなくてもいいし、仕事をしなくてもいいし、全部自分がやりたいように、生きたいように生きれる空間だった。
学生時代、ずっと部活ばっかしてたから青春らしい青春なんて送ったことなかったけど、これぞまさに青春なんだって思えた!
あれから数年経ったけど、まだまだ青春してるし、旅も続けてる。知れば知るほど世界は広くて、自分の知らないことばかり。好奇心が止まった時点で私の人生は終わるような気がするから、いつまでもいくつになっても好奇心を忘れない大人になりたい。
何かを選択するということは他の選択を捨てるということ
船は汽笛を鳴らしながら日本を少しずつ離れ、いつしか電波の入らない海洋へと舵を進めて行きます。
初めての海外旅行で最初に訪れる地は中国!出発前どこの国の情報収集もせず来たもんだから、なんの情報も持っておらず、全部船内で決めるという。笑
ピースボートでは毎クルーズごとに行き先や国が変わるんやけど、どこどこに行きたいからこのクルーズを選んだっていうのがなく、時期とワクワクだけで選んでしまったので特別行きたい場所はありませんでした。
計画性がなく、行き当たりバッタリで行動しちゃう性格が露骨に出ちゃいました。
船内には地球の歩き方や各国のガイドブックがあるので、それを参考にしながら行きたい場所を探すこともできます。ビザだって自分で申請しなくていいし、両替だって船内でしてくれます。
ご飯も3食付いてるし、プールもジャグジーもトレーニングルームも美容院も居酒屋もミニコンビニだってある。
タイタニックの映画で出てくるような豪華客船ではないけど、私にとってはそれに匹敵するくらいの豪華さでした!
終電を気にすることもないし、何もしなくても誰にも怒られることがないし、朝日と夕日、星空はとても美しく、自分がただやりたいことを好きなようにできる、まさに楽園のような世界。
1000人くらいの乗客、スタッフと一緒に行動を共にするなんて一生に一度あるかないかの経験。みんなバックグラウンドも違えば年齢や職業も違うわけで、ピースボートに乗っていなかったら一生出会うこともないだろうって人ばかりやった。
毎日初めましての人に出会い、徐々に顔見知りや友達が増えていく日々。
人見知りだった私もそんな状況なので人見知りしてる余裕がないほど忙しかったな。
今まで出会ってきた以上の数の人と3ヶ月間で出会うなんて今思えばすごいし、めっちゃ貴重な経験をさせてもらえてありがたかった。
あの時ピースボートに乗ってなければ、今自分はどこにいて何をしているんやろう。ふと考える時がある。もしかしたら生きる希望を失くしていたかもしれないし、ただ平凡な日常から抜け出せずにいたかもしれないし、結婚してステキな家庭を作ってたかもしれない。
人生はどこで何が起こるかわからない。だからこそ今を一生懸命に、悔いのない選択をして生きないといけない。
ワクワクという未来に向かって船は少しずつ動き始める
夢見る少女の「海賊になりたい」という願いが叶い、いよいよ出発当日。
ピースボートでは毎クルーズごとに出港式があるんやけど、家族、友達、次のクルーズの乗船者が集まって出発の門出をお見送りしてくれる。
これからどんな世界を見てどんな体験をしてどんな未来が待ち受けてるんだろうと考えると、胸の高鳴りとワクワクが止まらなかった。
明日を待ちわびる子供のように未来がとても輝いて見えた!
あんなに明日が来るのが楽しみって思える日はこれからどれくらいやってくるだろうか?今振り返ると、めっちゃ幸せな環境に身を置くことができてたんやなって思う。
そして、幸せ絶頂の時に悲しい出来事も同時に訪れた。
世界一周中に撮りためた写真を保存しようと思い、PCを持ってきてたけど、部屋でPCを開いた瞬間
「ザァーーーーー」
パ、パ、パソコンの画面が、割れてるやないかーい。
画面が割れ電源を付けても砂嵐状態。
「ザァーーーーー」
って鳴り響く音が虚しくて、初日から仄暗いドン底に突き落とされた気分でした。でも終わったことに嘆き悔やんでもどうにもならないので、ドン底から立ち上がり、光の指す方へと歩き始めました。
船は日本を抜け出しアジアを目指して航海を続けます。
世界一周したらどんな自分に出会えるんだろう。そんなワクワクを心に秘めて、ゆっくり進んでいきます。
自分の目で見たもの、感じたことを超える感動はどこを探しても見つからない
私の初めての海外旅行は、世界一周でもありました。
初海外と世界一周を同時に体験するなんてなんて贅沢なんだろう!
以前、海賊になりたかったって記事を書きましたが、ある意味その夢は叶いました!
地球一周の船旅ができるピースボートに乗船できたからです。
1000人近くの乗船者と一緒に3ヶ月間世界を船で駆け巡り、経験や仲間という大秘宝を手にすることができました。
海賊と形は違うけど、今振り返ってみるとこれはこれで夢が叶ったなって思う。
やっぱり冒険の醍醐味は体験・経験すること!
テレビやネットの世界じゃなくて、実際に自分の足で大地を踏みしめ、自分の目で見て、自分の手で触れて、五感で感じることで得たものって人生の財産になるし、一生忘れない記憶として心の中で生き続ける。
あの時の経験や記憶が今の私を支えてくれてる。
一歩踏み出す勇気と覚悟を持てばワクワクする世界が現れる
旅は始まりましたが、一歩を踏み出す勇気がなかなか持てず、憧ればかりが募る毎日。
再び【世間の目】という悪魔が現れ、私の手を離さないようにずっと監視をされてる状態。
たぶん普通の人なら世間の目は天使に見えるんでしょうが、私は違う風に捉えてました。
悪魔を振り払うには相当時間がかかりました。
周りと同じように大学を卒業してちゃんと就職していい会社に入るのが日本の現状やし、学校でそうやって教えて育てられてきたから。
大学卒業=就職が当たり前の世の中から道を外れることが怖かったし、敷かれたレールの上を降りれない自分との葛藤でした。
当時は大学3年から就活が始まり、早い子は3年の夏には決まってて、4年の春〜夏には決まってないと結構やばい状態。
大学4年の春、行きたい企業の書類選考で落ち、途方に暮れてました。根拠のない自信でなぜか絶対受かると思ってた私は人生のドン底に突き落とされ、一寸先は闇の世界に引き込まれました。
そんな時に出会った一筋の光。
ずっと心に隠し続けた感情が溢れ出し、未来への希望へと変えてくれました。
悪魔と戦う毎日でしたが、ある日悪魔を切り離す出来事が。
自分と同じ立場にいて、悪魔と真正面から向き合い立ち向かおうとしている女の子と出会い、私の中で積み重ねてきた常識やルールが、鏡のようにパリーンって割れた音がした。
戦ってるのは自分だけじゃないと思った瞬間、長年心に住みついた悪魔がふわっと消えたんだ。
そこから何を言われても自分のやりたいことを貫き通すという決断をして、覚悟を決めました。
それからの日々は、未来が楽しみでしょうがなくて、ワクワクが溢れる毎日。
物事が上手く進んで行くのが目に見えて分かるようになった。
批判や反対をされて心が少し折れそうにもなったけど、それでも挑戦したい、自分を変えたいって思いは変わらず胸の中に秘めていたかな。
でもそれ以上にワクワクが最高点に達してたのが大きくて、批判や反対なんてどうでも良かったのも事実。
もちろん、ワクワクと不安はいつも隣合わせだったけん、怖い部分もあったけど、まだ見ぬ世界を知りたいって気持ちが勝ってました。
そしてついに憧れは現実へと変わり、長年の夢を叶える瞬間がやってきました。
一歩踏み出すのは怖いし勇気が伴うけど、そこを乗り越えられないとまた同じ場面で同じ壁が目の前に現れる。
それを逃げ続けるのも一つの道だし、立ち向かって乗り越えて行くのも一つの道。
正解なんて後で振り返っても分かんないけど、それでも今の自分が一番ワクワクする決断をしていきたい。
旅の始まりはいつも突然やってくる。
今は旅が好きな自由人と名乗ってますが、昔は全然旅人でも何でもありませんでした。
むしろ旅人に憧れるだけで自分から行動を起こさないただのチキン。
家は決して裕福ではないけど、それなりにお金は持っていたらしく、毎年家族旅行でどこかに行ったり、休みの日には色々外に連れて行ってくれる優しい両親でした。
そのおかげで、小さい頃から旅人のスキルは自然と身に付いていたんやろうな。
でも、発揮するまでにはめっちゃ時間がかかりました。
【世間の目】
という邪魔なものに捉われて、自分は周りと同じでなきゃいけない、真面目にしなきゃいけない、ルールを守らなきゃいけないとか、そんなどうでもいいことを気にして周りからの評価を気にするようになり、嫌われるのがとにかく怖くて、自分の気持ちを抑え込んでました。
いつしか人に嫌われないような行動を自然に取っていて、気付いたら自分の意見を持ってなくて、いつでも何に対しても中途半端で長続きしない。
そんな自分が嫌いで、何かを変えたくて毎日を過ごしてたら、ある日突然出逢った。
何の前触れもなく、あいつは目の前に現れたんだ。
そこから私の旅は始まった!
本気で海賊になりたいと思った夢見る少女時代 -旅の原点-
「子供の頃、何になりたかった?」
って問われると、一つ思い出すのがケーキ屋さん。←まぁ、普通ですよね!私が子供の頃はだいたい女の子はこう答えてました。(たぶん)
ただ単純にお菓子とか甘いものが好きだったからケーキ屋さんになりたかったっていう子供心ゆえの浅はかな考え。
でももう一つ夢がありました。
小学生の時、私はある漫画を読んで衝撃を受けたことがあります!
勘の良い方はお分かりだと思いますが、その漫画はめっちゃ有名で、今や世界中に名を轟かせている
当時は(約20年前くらいかな)今ほどの知名度はなく、全然知られてなかったけど、たまたま入った古本屋で小学生の私は出逢ってしまったんです。
海賊王を目指してる彼に。
超超超ピュアだった夢見る少女は、こう思いました!
「私も海賊になる!」
でも、恥ずかしがり屋な少女はそんなことを打ち明けることもできず、胸の奥にずっと隠し続けてました。
冒険とか大秘宝とかそういうキラキラワードが大好きで、何にでもなれると思っていたあの頃は、どこかの世界に海賊はいるって本気で信じてて、本気でなろうとしてた!
田舎に生まれ、自然に囲まれた環境で周りに大事にされて育ってきたから、挫折を味わうこともなく、何でも真に受けるピュアさと、世間知らずで夢見る心と、人を疑わない心をおかげさまで手にしました!
当時のピュアさよ、come back!笑
海賊になりたいって夢は少し形は変わったけど、数十年後に叶いました!(この話は改めて書きます)
今思えばあれが旅の原点で、自分の人生を大きく変えてくれた出来事だったんだなって思う。
ー 20年前の夢見る少女、聞こえてる?
あなたの夢は数十年後に形を変えて叶ったよ!その夢のおかげで今の人生が大きく変わった。ピュアでいてくれてありがとう ー
まっすぐに今を一生懸命生きてる当時の彼女にそうやって伝えたい。
【プロローグ】 -私がブログを始めた理由-
初めまして、ROROです!
今日は一粒万倍日ということで、何かを始めるには最適の日なので、本日からブログをスタートいたします✨
ブログでは主に旅の話をしていきますが、今回ブログを始めた理由として、自分が今まで体験・経験してきたことを発信していきたいという思いがあります。
何かの縁でこのブログを目にしてくれた人に少しでも元気や勇気を与えることができる存在になっていければ嬉しいので、旅以外の話もちょくちょく挟んでいきます!
地球には数え切れないほど人がいるし、数え切れないほどのブログがありますが、その中でもこのブログを選んでくれて、目に留めて読んでくれて本当にありがとうございます!!
一期一会の縁に感謝し、ブログ更新していきたいと思います!
では、次回から旅の話を書いていきますので、お楽しみに🙌